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本来は赤唐辛子を使うペペロンチーノ。その赤唐辛子の代わりに柚子胡椒を使ってみました。爽やかでありながら独特の尖った辛さの柚子胡椒で刺激的な仕上がりに。
まもなく夏本番。普段はお豆腐やお蕎麦などの薬味として使われることが多いみょうが。味も香りも癖があり、苦手な人もいるかもしれませんが、夏のお料理にも良く使われ、夏を感じる食材とも言えるのではないでしょうか。
そんなみょうがの成分はほとんどが水で、体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムが多く含まれているため、身体の水分調整をしてむくみを取ったり、血液をサラサラにする効果や効能があるとされています。
そしてもう一つの食材であるオクラ。オクラに含まれるぬめりの成分はガラクタン、アラバン、ペクチンといった食物繊維で、ペクチンは整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があると言われています。
今回はそんないいとこ取りのさっぱりとしたみょうがの風味とオクラのネバネバが合う和風版ペペロンチーノ。これからの季節にピッタリの一品。
2人前
1. 1Lの水に10gの塩を入れ湯を沸かす
2. 沸騰したらパスタを投入。パスタを入れてまもなくはパスタがお鍋の縁に出た状態になり、そのまま放置するとパスタが焦げてしまうため、トングまたは手で麺を鍋の中に押さえつけるようにして麺全体が湯の中に入るまで押さえつけて行く。茹で時間は表示より1分短く茹でる。
3. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ弱火にかける。この時火が強すぎるとニンニクが焦げ香りが台無しになるので気をつける。またニンニクはオイルにきっちり浸かるようにフライパンを斜めにするなどして全体が浸かるようにしてオイルにニンニクの香りを移して行きます。
4. ゆずこしょうも加え香りが出るまでほぐしながら炒める。
5. 茹で汁とバターをフライパンに加えフライパンをゆすりながら混ぜて乳化させて行く。
6. 茹で上げたパスタとオクラと細切りしたみょうが(半分)をフライパンに加え良く和える。
7. 皿に盛り、残りのみょうがを乗せて完成。
パスタはなるべく少ないお湯で茹でることで、パスタ自体から溶け出す小麦粉の濃度の高い茹で汁ができます。小麦粉の濃度が高い茹で汁を乳化剤として使用することでオイルと乳化しやすくなります。通常はたっぷりのお湯でパスタを茹でるため、茹でるときに麺と麺がくっつきづらいですが、少ないお湯で茹でるため茹でている間、放置しておくと麺と麺がくっついてしまうので、菜箸やトング等を使用し頻繁にかき混ぜるなどする必要があります。
柚子胡椒はメーカーにより塩加減が違う場合があるので、味が濃い場合は茹で汁を更に加えるなどして調整する。
品種:アルゴテ
国:フランス ブルゴーニュ地区
生産者:クリュションドー
しっかりとしたドライな味わいで、さわやかでフレッシュな花の香りが鼻に抜け鮮やかな酸味の余韻を残します。
ペペロンチーノにはどんなワインでも合うのであまり気にせずお好みのワインを合わせると良いですが、ニンニクや柚子胡椒のスパイシーな風味に負けないように香りが強いタイプがオススメです。また、良く冷えたスパークリングワインも泡が辛みをまろやかにしてくれて、ワインの果実味も立つのでスパイシーなものに合わせやすいのでオススメです。
記事: uchikocさん
本業は会社員。Instagramで2.6万人のフォロワーがいますが、料理を始めたきっかけはシンプルに家族のため。共働きで忙しい妻を少しでも助けたくて、せめて土日の料理を手伝おうと思い立ったのがきっかけ。写真が好きでせっかくなので撮影してインスタグラムに投稿開始。料理を始めた頃はパスタばかりでしたが、幅を広げたいと色々挑戦し、ここ2年くらいで和食中心の家庭料理にシフト。家庭料理の基本の「き」を大切に、「普通の家庭料理」を徹底的にこだわっていきたいと思いながら日々のお料理をしています。
ワインの人気が高まっています。国民一人当たりのアルコール消費量が年々減少する中、ワインはこの30年で約4倍に消費が増えました。とはいえ、アルコール全体で言えば、果実酒のシェアが4.4%ですから、ビールやハイボールに比べると、随分少なく感じます。
そんなポジションのワインですが、世界中で生産されるワインは、種類も豊かで、食事を楽しむあらゆるシーンで、ごはんをもっと美味しくしてくれる魅力に富んだお酒です。
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