目次
いつの間にか昼間は汗ばむ季節になりましたね。
少し涼しく感じられる夕方には、冷やした白ワインでゆっくりと夕食をいただきたい。
そんな体の要求を満たす白ワインに合うお料理を今回作ってみました。
食材は鯖を使用します。青魚の代表ですよね。 鯖にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)、それにビタミン類では、ビタミンB6やB2、ビタミンDも豊富に含まれています。
DPA・EHA協議会(一般財団法人日本水産油脂協会)によると、DHAは記憶力を向上させ、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしてくれる働きがあるとされています。ビタミンDは骨や歯の成長を助けて、EPAは血液をサラサラにしてくれるといわれいます。
鯖の鮮度を保つには下処理が重要です。傷みやすいので基本的にはすぐに下処理をして調理するようにします。冷蔵保存の場合は頭と内臓を取り除いて水洗いし、水気を拭き取ってから軽く塩をふり、ラップで包み、保存します。切り身の場合も一緒です。血合いが残っていると生臭さの原因になってしまうためしっかりと処理しましょう。
今回のお料理は鯖を粒マスタードとビネガーで煮込みます。すっきりとした白ワインとのペアリングをお楽しみください。
1. 鯖は塩を小さじ1を両面に振り、10分ほど置いておく。水気がでてきたらキッチンペーパーでふき取り胡椒を振ります。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて、鯖を皮目を下にして焼き、焼き色がついたら裏返して軽く焼いて一旦取り出します。(中まで火が通っていなくてよいです)
3. 残ったフライパンにオリーブオイルを利用して、ニンニク、玉ねぎを炒め、玉ねぎがしんなりしてきたら白ワインを入れて半分の量になるまで弱火で煮詰めます。
4. 鯖を皮を上にしてフライパンに戻し、白ワインビネガー、赤ワインを加え蓋をして中火で2分ほど煮ていきます。
5. 蓋をあけて粒マスタードを加えて、鯖に回しかけながら2分ほどさらに煮ます。
6. 塩コショウで味を調えてみじん切りにしたパセリを散らしたら完成です。
お皿に盛りつけて、彩りを加えるにはトースターで焼いたミニトマトを飾ってみてもいいですね。
鯖の皮をパリッと焼き上げるのがポイントのお料理です。鯖の香ばしさ、ビネガーの香り、粒マスタードの酸味がワインとの相性をよくしてくれます。
白ワインビネガーだけでもいいのですが、少し赤ワインを加えてソースを色づけるとより一層食欲をそそります。
バゲットを用意して、鯖とソースを絡めて食べるのもおすすめですよ。
ペアリングのワインはフルニエ・ロンシャン アンジュー・ブラン レ・ベルジェールを合わせました。
品種:シュナン・ブラン
国:フランス ロワール(サヴニエール)
フランス、ロワール川沿いにある火山岩の岩盤の上にある銘醸地の「サヴニエール」。ミネラルも豊富で一口くちに含めばとても柔らかい味わいで、華やかな香り高いワインだとわかります。
フルニエ・ロンシャンのワインは、全て天然酵母発酵。すべてのブドウを手摘みで収穫しています。
魚介類料理には抜群の相性を出します。
香ばしくふっくらと仕上げた鯖とのマリアージュを楽しんでみてください。
記事:ikura888さん
「美味しかったよ!」
この言葉が聞きたくて、働き盛り夫、食べ盛り長男、伸び盛り次男の胃袋を満たすお弁当や日々のご飯をInstagramに載せています。
Instagramはお料理の社交場。たくさんの方からアドバイスや刺激を頂いています。
ワインの人気が高まっています。国民一人当たりのアルコール消費量が年々減少する中、ワインはこの30年で約4倍に消費が増えました。とはいえ、アルコール全体で言えば、果実酒のシェアが4.4%ですから、ビールやハイボールに比べると、随分少なく感じます。
そんなポジションのワインですが、世界中で生産されるワインは、種類も豊かで、食事を楽しむあらゆるシーンで、ごはんをもっと美味しくしてくれる魅力に富んだお酒です。
ワインノートでは、もっと気軽にワインを美味しく楽しんでいただけるよう、ワインの基礎知識をはじめ、美味しいワインの情報をご提供いたします。