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夏にサッパリと食べられるパスタといえば冷製パスタ。冷たいトマトソースのパスタは日本独特のメニューですが、ワインによく合います。
今回はトマトソースを作り、ツナと調味料を加えてソースを作るやり方ですが、ミニトマトとツナ缶だけでも美味しく出来るので、時間がない時のランチにもおすすめのメニューです。ミニトマトとツナ缶だけで作る際は、トマトソースの代わりに切ったミニトマトを入れて下さい。
スパゲッティーニのその名前には「より細いスパゲティ」と言う意味が含まれていて、1.6mm前後の細さを持つパスタをこの名前で呼びます。
一般的によく流通しているスパゲッティーニはどんなパスタにもオールマイティーに使えます。クリームベースからオイルベースのソースにも合いますし、アルデンテも非常に感じやすいです。冷製パスタを作る際は芯が残っていると少し固すぎる食感になるため、パッケージの表記時間よりも30秒〜1分程長くゆで、芯を残さないようにします。
スパゲッティーニを含めパスタには下味をつけるために茹でる際に塩を入れます。お湯に対して1%の分量を目安に1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。計るのが面倒であれば、スープとして飲める濃さにして下さい。
今回はスパゲッティーニを使いますが、レストランなどではスパゲッティーニより細いカッペリーニ(1.1mm~0.9mm)を使われてることも多いので、カッペリーニで作るのもおすすめです。
1. トマトを洗って、沸騰したたっぷりのお湯に10~15秒ほど転がし、冷水にとる(トマトに十字の切り込みを入れなくても大丈夫です)。
2. しっかり冷やしたら、包丁の先でヘタをぐるぐるっとくりぬき皮を剥きざく切りにする(タネが気になる人はトマトを半分に切りスプーンで取り除いて下さい)。
3. 熱した鍋にトマトを入れ水分量が半分になるまで煮詰めたら(このまま味付け無しでも大丈夫ですが、好みで砂糖を加えても美味しいです)、味を整えたら粗熱をとり冷蔵庫で冷ます(この料理ではトマト1個分ですが、たくさん量をつくっておくと便利です。冷蔵庫で日持ち1週間程します)。
4. たっぷりのお湯に1%の塩を入れ、沸騰したらスパゲッティーニを茹でる(表記の時間より30秒〜1分程長く茹でる)。
5. ボウルにみじん切したにんにくを入れ、塩小さじ1/3とこしょう適宜をふる。冷蔵庫で冷やしたトマトソース、オリーブ油大さじ2〜3をボウルの縁から少しずつ回し入れてそのたびによく混ぜ、なじませる(フレッシュトマトのソース作りのコツは、オリーブ油を少しずつ回しかけ、なじませるように混ぜること)
ツナ缶(オイルごと)を加えてバルサミコ酢、塩胡椒、甘みが欲しい人は隠し味ではちみつを加えて混ぜながら味を整えたら、最低でも冷蔵庫で15-30分寝かせる。
6. 茹で上がったスパゲッティーニをザルにあげて氷水で締める。キッチンペーパーで水分を拭き取りながらAと混ぜ合わせる。キッチンペーパーがなければ、ざるにあけたスパゲッティーニを水にとってさましてから、ふきんを広げたところにあけ、水をしっかり絞ってAと混ぜ合わせる。
7. 器にスパゲッティーニが盛れたら、半分に切ったミニマリストを盛る、手でちぎったバジルをあしらったら、オリーブオイルとブラックペッパーを回しかけて出来上がり(味が薄かったらまたさらにバルサミコ酢や塩胡椒を足してください)。
パスタソースは冷蔵庫で最低15〜30分は寝かせると味が馴染みます。トマトソースに砂糖を入れたくない場合は、パスタソースに、はちみつを入れて調節して下さい。スパゲッティーニの水分をキッチンペーパーでしっかり水分を取ることが味がぼやけないポイントです。
モッツェレラチーズ、桃などの季節のフルーツを一緒にしても美味しくなります。水なすや生ハム、ホタテやタコなどの生の魚介類もおすすめです。
今回お料理に合わせたワインは「シャルドネ・エルベ・オン・ヒュ・ド・シェーヌ・ペイ・ドックドメーヌ ラ・プラド 2018」です。
品種:シャルドネ
国:フランス アリニャン・ド・ヴォン村
ラングドック、ベジエ近くのアリニャン・ド・ヴォン村の畑で収穫されたシャルドネを使用したワイン。北風が良く吹き、粘土質石灰土壌を持ったこちらの畑からは、エレガントな酸を持った素晴らしいシャルドネが収穫されます。エレガントな果実味を活かすために、果実は夜間収穫。フレンチオークを使用して約一年間熟成。たっぷりとした果実味に、エレガントな酸、上質な樽のニュアンス。
紹介テキストにエレガントな酸とありますが、スッキリとシャープな印象でとても飲みやすかったです。魚介系のお料理ともとても相性が良かったです。
記事:meg_126さん
料理をつくるのは好きですが、遅い時間に帰宅することもあり、毎日作るのはなかなか難しいのが現状です。
その為、作る時はなるべく体に優しい料理をつくりたいと思っています。旬の食材を使って料理をすると、豊かな気持ちになれる気がしています。
ワインの人気が高まっています。国民一人当たりのアルコール消費量が年々減少する中、ワインはこの30年で約4倍に消費が増えました。とはいえ、アルコール全体で言えば、果実酒のシェアが4.4%ですから、ビールやハイボールに比べると、随分少なく感じます。
そんなポジションのワインですが、世界中で生産されるワインは、種類も豊かで、食事を楽しむあらゆるシーンで、ごはんをもっと美味しくしてくれる魅力に富んだお酒です。
ワインノートでは、もっと気軽にワインを美味しく楽しんでいただけるよう、ワインの基礎知識をはじめ、美味しいワインの情報をご提供いたします。