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おうちで飲むことが多くなったここ最近。もっと美味しくおうちバルを楽しみたいですよね。
そんなおうちバルで、本格的で簡単で美味しいが三拍子そろったスペインの郷土料理フラメンキーネス(豚肉巻きのフライ)をご紹介。特別な材料も調味料も必要なく、作りやすくアレンジした一品。揚げたての熱々をぜひワインとともに頬張ってみてほしい。
<付け合わせ>(お好みで変更してください。)
1. ベビーリーフは氷水でさらし、よく水気を切り、レモンは4等分しておく。
2. パプリカは、5mm程度の千切りにする。
3. たまごは4個割ってよく混ぜ、たまご1/2個分程度を、衣用のたまごとしてわけておく。
4. パプリカをフライパンにオリーブオイルを入れて、しんなりするまで炒める。
5. 3で溶いた衣用以外のたまごはサラダ油をいれて、お箸でかき混ぜてスクランブルエッグにする。
6. 3と4ができたらバットに移して粗熱を取る。
7. チーズは、図のように細長く切りわける。
8. まな板に、サランラップを引き、豚肉を3枚少し離して置き、その上にサランラップをかける。
9. 麺棒でたたき、薄くのばす。
10. 上側のサランラップを取り除き、豚肉を少し重ね合わせる。
生ハム2枚→チーズ30g分→パプリカ1/4個分→スクランブルエッグ1/4等分の順番にのせる。
11. 乗せた具材がもれないように、くるくると巻く。(巻き始めは、下のサランラップと一緒に巻くと上手く巻けます。)
12. 8~11の工程をあと3回繰り返し、棒状の豚巻きが4本出来上がる。
13. フライ鍋に油を注ぎ、170℃に熱しておく。
14. 出来上がった豚巻きに、小麦粉→たまご→パン粉と衣をつける。
※パン粉は豚巻きの形を整えながら、つけると出来上がりがきれいに。
15. きつね色に揚げる。
※くるくる回しながら揚げるとまんべんなくきつね色になる。
16. 揚げ終わったら、バットにおいて油をきり、一口サイズに切って付け合わせと一緒に盛り付けて出来上がり。
食べるときは、少しケチャップをつけて召し上がれ。
豚肉を3枚、薄く重ねて巻くと、15cm~20cmの長さになるので、フライ鍋の大きさを確認しましょう。この大きさが入らいないお鍋の場合は、豚肉の枚数を2枚にして巻くと良いでしょう。
このお料理の特徴は、生ハムの塩気が十分にあり、これが調味料の役目を果たしているので、塩コショウも使わない。これが最大のポイント。
もし、おうちにある生ハムが減塩などの生ハムを使用される場合は、衣をつける前に、全体に塩をしてもかまいませんよ。ケチャップをつけて食べるので、塩の振りすぎに注意してくださいね。
ただし、小さなお子様には塩分が強いかと思いますので、生ハムの枚数を減らす、減塩生ハムにすることをおすすめします。
私はチーズをしっかりと感じたほうがより美味しいと思うので、ピザ用などのとろけるチーズよりは、とろけないチーズを使用することをお薦めします。とろけるチーズだと揚げている時にすべて油の中に流れてしまいます。(過去にとろけるチーズで作って、チーズが豚巻きの中からいなくなりました。)
このお料理の良いところは、豚肉と生ハム以外の具材はアレンジ自由です。季節によってパプリカをインゲン豆にしたり、紫キャベツで彩りをプラスしたり。本場では、たまごはゆでたまごを使うよう。色々と楽しんでみてください。
この生ハムの塩気の効いた巻き巻きフライ、癖になる美味しさなので、ぜひ作ってほしい。
お酒の欲しくなる一品。
スペインの郷土料理のアレンジ、というだけでもおしゃれでお料理上手な気分に。見た目も華やかなので、おうち飲みはもちろん、巻く野菜をかえれば、12月のクリスマスシーズンにもぴったり。一口サイズに切って楊枝をさせばピンチョスに早変わり。赤ワインはもちろん、ビールも合わせて飲みたい。
国:スペイン バスク地方
品種:テンプラリーニョ グラシアーノ グルナッシュ
一口目の印象は、あっさりしているのだけど、口の中でトロっとする感じ。匂いはフルーティーです。タンニンを強く感じるのと少し酸味がありますが軽い印象。今回私は、揚げ物を合わせましたが、ビーフシチューなどの煮込み料理などにも合いそうです。しっかりと濃い味つけをしたお肉に合うワインだと思います。
記事: izakaya_ayaoさん
10年以上務めた刺繍の会社を辞め、2020年より食空間コーディネーターとして活動しながら、おうちでできるフードフォトレッスンの教室を開講。
Instagramへの投稿は、子供ができてからお家で飲む機会がずっと増えたこと、居酒屋料理が大好きなこと、そんなおつまみ料理を作ることが好きなこと、これを写真に撮って備忘録的にのせようと思ったことから始まりました。
その後、テーブルコーディネートを習い始め、写真を独学で勉強し始めました。おうち居酒屋をちょっとおしゃれにテーブルコーデして、写真を撮る、これが今のスタイルです。
写真の撮り方のこだわりは、テーブルコーデを見せつつ『おいしそう』を切り撮るように心がけています。そして、撮る時は、引き算の美学を心に据え置きながら撮っています。
また撮るに使用する背景ボードは自分で作っています。これもこだわりです。
カメラは、一眼レフ(cannon)使用。
ワインの人気が高まっています。国民一人当たりのアルコール消費量が年々減少する中、ワインはこの30年で約4倍に消費が増えました。とはいえ、アルコール全体で言えば、果実酒のシェアが4.4%ですから、ビールやハイボールに比べると、随分少なく感じます。
そんなポジションのワインですが、世界中で生産されるワインは、種類も豊かで、食事を楽しむあらゆるシーンで、ごはんをもっと美味しくしてくれる魅力に富んだお酒です。
ワインノートでは、もっと気軽にワインを美味しく楽しんでいただけるよう、ワインの基礎知識をはじめ、美味しいワインの情報をご提供いたします。