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2020年6月20日

フランスワインの代表的な産地

フランスワインの代表的な産地

フランスワインの産地はそれぞれ世界的に有名であり、また一つの地域だけでも数多くのワイナリーがあります。今回は、そんなフランスの代表的な産地についてまとめていきます。

フランスワインの代表的な産地

Alsace (アルザス)

フランス北東部、ドイツ国境に近く歴史的にもドイツ文化の影響があり、白ワインづ作りが盛んです。ドイツの白ワインとして有名なリースリングはアルザスでも栽培されています。丘陵斜面が特徴で90%以上が白ワインを生産されています。

ブドウ品種

  • リースリング
  • ピノ・ブラン

Champagne (シャンパーニュ)

シャンパンで有名なシャンパーニュ地方。パリの北東部にある発泡酒の王様の産地として世界的に愛されています。ドン・ペリニヨン、モエ・エ・シャンドン、マムなど日本でもシャンパンは有名ですよね。ここで作られたシャンパンはきめ細やかな泡とエレガントな味わいが特徴です。

ブドウ品種

  • ピノ・ノワール
  • ピノ・ムニエ
  • シャルドネ

Bordeaux  (ボルドー)

フランス南西、大西洋岸のボルドー地方は、有名な赤ワインの産地で約90%の生産量が赤ワインです。ボルドーを理解する上では、「シャトー」「格付」を知っておく必要があります。
「シャトー」とは、日本語で言う「城」という意味ですが、ここではワインの造り手を表しています。大貴族の広大な土地で生産された葡萄をその土地で一貫してワインまで生産されています。

ブドウ品種

  • カベルネ・ソービニヨン
  • メルロー
  • ソーヴィニヨン・ブラン

Bourgogne (ブルゴーニュ)

赤・白いずれもフランスを代表する優れた品質のワインを生産、西のボルドー東のブルゴーニュと呼ばれるフランスの代表的なワインの産地。単一品種のブドウからつくられるワインが特徴で、ブドウ栽培から醸造、瓶詰まで一貫して行うワイナリーを「ドメーヌ」と言います。ボルドーでいうところの「シャトー」と同じ意味を持ちます。

ちなみに、11月の解禁日に合わせて空輸されるボジョレー・ヌーボーはブルゴーニュのボジョレー地区で生産されるワインです。

ブドウ品種

  • ピノ・ノワール
  • ガメイ

Rhone (ローヌ)

古代ローマ文化とブドウ栽培を伝えた土地で、ワイン造りの歴史は古いのがこのローヌ地区。多彩なワインの産地で日本でもシラーやグルナッシュ等の品種が非常に人気があります。

ブドウ品種

  • シラー
  • グルナッシュ
  • ムールヴェードル

Provence (プロヴァンス)

南フランス、観光地としても人気の高いプロヴァンス地方。ワインだけでなく世界遺産や芸術を求めて訪れる人が多く、フランス三大ロゼワインの産地としても有名です。ハリウッドスターのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーもここにワイナリーを所有しており、そこで作られるミラヴァル・ロゼは世界的にも愛されるワインのひとつです。

ブドウ品種

  • カリニャン
  • グルナッシュ
  • シラー
  • クレレット

Languedoc & Loussillon (ラングドック・ルシヨン)

フランスの南部にあるカジュアルなワインの代表的産地。ブルゴーシュやボルドーなどと比べて手軽に飲むことができるワインの生産が中心の地域です。新酒(ヌーボー)といえばボジョレー・ヌーボーが有名ですが、ラングドックでもヌーボーが作られており、「ヴァン・ヌーボー」と呼ばれています。

ブドウ品種

  • グルナッシュ
  • ムールヴェードル
  • ブールブラン

Loire(ロワール)

ロワール地方はフランス最長の河川、ロワール流域。穏やかな気候に恵まれており、海に近いエリアと内陸部では気候が異なり、エリアごとに栽培されているブドウ品種が様々です。赤、白、ロゼ、柑橘系、発砲系と、あらゆるタイプのワインが揃っており、スタイルや価格の面でもバラエティー豊かなワインが揃っています。

ブドウ品種

  • ソーヴィニヨンブラン
  • シュナンブラン
  • カベルネフラン

まとめ

ワイン大国のフランス。地域によって、栽培されるブドウの種類、テロワール(土壌)によって味わえるワインが変わってくることがわかりました。地域の特徴を理解すると、フランスワインを飲み比べをするときにちょっと楽しみ方がかわってきますね。

企画:ワインノート編集部
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